「社交ダンスの競技会主催団体とは?」では競技団体ついてご説明いたしました、今回はその中でJDSF(日本ダンススポーツ連盟)での各級の維持法をお伝えしたいと思います。
今回はJDSFの競技会に出場していてどの様に級を維持をすればよいか?どうすれば昇級できるか?よくわからなかったり、勘違いしていたりします。シニアの年齢に達していればシニア戦にて該当の級に昇級すれば一般級の維持が出来ます、などわかりやすくご説明いたします。
JDSF公益社団法人日本ダンススポーツ連盟編 各級維持方法
JDSF日本ダンススポーツ連盟 級を維持するには?
AからDまで各級を昇級、維持するための最低条件です、これ以上の成績なら全く問題ありません。
- A級に昇級:B級以下の選手がB級戦又はA級戦に出場し、エントリー組数の10%以内(最大6位まで)の 成績を年度内2回獲得したとき。1月1日昇級。
- A級を維持:年間を通じてA級競技に5回以上出場(但し1次予選を1回以上通過)、シニアⅠ、ⅡのA級に昇級、またはこれを維持。
- B級に昇級:C級以下の選手がC級戦以上に出場し、エントリー組数の10%以内(最大6位まで)の成績を年度内2回獲得したとき。1月1日昇級。
- B級を維持:年間を通じてB級競技に5回以上出場し、シニアⅠ,Ⅱ,Ⅲ,ⅣのA級に昇級、またはこれを維持。
- C級に昇級:C級以下の選手がC級戦以上に出場し、エントリー組数の10%以内(最大6位まで)の成績を年度内2回獲得したとき。1月1日昇級。
- C級を維持:年間を通じて、C級競技に5回以上出場し、シニアⅠ,Ⅱ,Ⅲ,ⅣのB級以上に昇級、又はこれを維持。
- D級に昇級:D級以下の選手がD級戦に出場し、エントリー組数の 20%以内(最大6位)の順位を得たとき。1月1日昇級。
- D級を維持:年間を通じて、D級競技に5回以上出場し、シニアⅠ,Ⅱ,Ⅲ,ⅣのC級以上に昇級、又はこれを維持。又は年間を通じて、D級に10回以上出場し、1次予選の合計で20チェック以上を得た場合(フリーパスは除く)
公認級別競技昇級基準
(一般級別競技) | ||
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一般級別競技昇級 | 昇級基準 | 昇級期日 |
出場者が3級へ | 3級 一戦に出場し最終予選に残る成績を得たとき | 即日認定 |
下位級から 2級へ | 3級戦に出場し、エントリー組数の 20%以内の順位を得たとき(端数切り上げ)最大12位まで | 即日昇級 |
ノービスからD級へ | ノービス戦においてエントリー組数の20%以内の順位を得たとき(端数切り上げ)最大6位まで | 即日昇級 |
A級からSpA級へ | 年度の最初に定めたJDSF全国メイン競技会のうち、年度内に4回以上の優勝または決勝で日本人トップの成績をおさめたカップル、あるいは同等以上の成績を有し、ダンススポーツ界の発展に寄与したと認められた場合(審査あり) | 随時 |
下位級から 1級へ | 2級以下の登録選手が2級戦に出場し、エントリー組数の 20%以内の順位を得たとき(端数切り上げ)最大12位まで | 1月1日 |
下位級から D級へ | 1級以下の登録選手が1級戦に出場し、エントリー組数の 20%以内の順位を得たとき(端数切り上げ)最大6位まで | 1月1日 |
下位級からC級へ | D級以下の登録選手がD級戦以上に出場し、エントリー組数の 10%以内(端数切り上げ最大6位まで)の成績を年度内2回獲得したとき | 1月1日 |
下位級からB級へ | C級以下の登録選手がC級戦以上に出場し、エントリー組数の10%以内(端数切り上げ最大6位まで)の成績を年度内2回獲得したとき | 1月1日 |
下位級からA級へ | B級以下の登録選手がB級戦又はA級戦に出場し、エントリー組数の10%以内(端数切り上げ最大6位まで)の成績を年度内2回獲得したとき | 1月1日 |
注1: ノービス戦には、未登録選手及び1級以下の選手が出場できる。(女性については級を問わない)
注2: A~C級への所定の昇級基準1回を獲得した時は「1/2昇級」と呼称する。
(シニア系競技) | ||
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(シニア系競技) 昇 級 | 昇 級 基 準 | 昇級期日 |
有権者からシニア各D級へ | シニア各D級戦において最終予選に残る成績を得たとき | 1月1日 |
下位級からシニア各C級へ | シニア各D級以下の選手がD級戦において、20%以内(端数切り上げ)の成績を得たとき。最大12位まで | 1月1日 |
下位級からシニア各B級へ | シニア各C級以下の選手がC級戦において、15%以内(端数切り上げ)の成績を得たとき。最大6位まで | 1月1日 |
下位級からシニア各A級へ | シニア各B級以下の選手がA級戦又はB級戦において、10%以内(端数切り上げ)の成績を得たとき。最大6位まで | 1月1日 |
注: 有権者とは、公認競技会に出場するため選手登録を完了したものをいう
公認級別競技降級基準
一般級別競技 | ||
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一般級競技降級 | 降級基準 | 降級期日 |
SpA級 | 降級しないが、カップルを解消し た場合は返上する | |
A級からB級へ | 次の①、②、③、④の何れにも該当しない場合 | 1月1日 |
① 年間を通じてJDSF全国メイン競技会以外のA級競技における決勝(6位以内)入賞。注1、注3 | ||
② 年間を通じてJDSFメイン競技会の準決勝入賞又は、1次予選2回通過。注2、注3 | ||
③ 年間を通じてエントリー組数30組以上のA級競技における準決勝5回入賞 | ||
④ 年間を通じてA級競技に5回以上出場(但し1次予選を1回以上通過)し、シニアⅠ、ⅡのA級に昇級、またはこれを維持 | ||
B級からC級へ | 次の①、②、③の何れにも該当しない場合 | 1月1日 |
① 年間を通じてB級又は上位級における準決勝入賞(60組以上エントリーの場合、最終予選進出) | ||
② 年間を通じてA級競技における1次予選2回通過 | ||
③ 年間を通じてB級競技に5回以上出場し、シニアⅠ,Ⅱ,Ⅲ,ⅣのA級に昇級、またはこれを維持 | ||
C級からD級へ | 次の①、②の何れにも該当しない場合 | 1月1日 |
① 年間を通じて、C級又は上位級において、最低2回1次予選を通過 | ||
② 年間を通じて、C級競技に5回以上出場し、シニアⅠ,Ⅱ,Ⅲ,ⅣのB級以上に昇級、又はこれを維持 | ||
D級から1級へ | 次の①、②、③の何れにも該当しない場合 | 1月1日 |
① 年間を通じて、D級又は上位級において、最低2回1次予選を通過 | ||
② 年間を通じて、D級競技に5回以上出場し、シニアⅠ,Ⅱ,Ⅲ,ⅣのC級以上に昇級、又はこれを維持 | ||
③ 年間を通じて、D級に10回以上出場し、1次予選の合計で20チェック以上を得た場合(フリーパスは除く) | ||
1級から2級へ | 1級又は上位級競技の1次予選を年間1回も通過出来なかったとき | 1月1日 |
2級以下の降級 | 2級以下登録選手の降級はないものとする。 |
注1:エントリー組数が15組未満の場合は上位40%端数切り捨て最低1組とする。同点の場合は、同点の全組が対象となる。
注2:エントリー組数は問わないものとする。
注3:JDSF全国メイン競技会とは、JDSFが毎年度発表するJDSF公認全国メイン競技会とする。
シニア系競技 | ||
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降級 | 降 級 基 準 | 降級期日 |
シニア各A級からシニア各B級へ | 各A級で年間通して1回も準決勝に入賞出来なかった場合 (エントリー組数が30組未満場合は上位40%端数切り上げ、 最低1組とする。同点の場合は同点の全組が対象となる。) | 1月1日 |
シニア各B級からシニア各C級へ | 各B級及び上位級戦で年間1回も最終予選に出場出来なかった場合 | 1月1日 |
シニア各C級からシニア各D級へ | 各C級及び上位級戦で年間1回も1次予選を通過出来なかった場合 | 1月1日 |
シニア各D級 |
引用元:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF) 競 技 部2018年 競 技 関 連 規 程 集
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一般級別競技で維持が出来ない場合でもシニアの年齢に達していればシニア系競技にて該当の級に昇級し(A級は1次予選を1回以上通過)一般級で5回出場すれば維持できます。など一般級とシニア級とのリンクも有りますのでうまく利用しランクを維持しましょう。しかしシニアⅠの競技会は試合数も少なく、有ってもレベルがかなり高いので、年齢がシニアⅡに達していないとかなり厳しいです。
シニアⅡ、Ⅲでは競技会での出場組数は少なめですので昇級できる組数も少なく2,3組の場合がほとんどです。ですが同じ日に他の会場で同じ持ち級の競技会が有る場合も有り、実力のあるカップルが他の競技会に出場でラッキーな場合も有ります。出続けなければラッキーな競技会も有りませんので頑張りましょう。
今回の動画
タンゴとサンバ
引用元:Evgeny Moshenin – Dana Spitsyna RUS | Finnish Open 2018 | T kvantaster
引用元:Armen Tsaturyan – Svetlana Gudyno RUS | Finnish Open 2018 | S kvantaster
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