テレビで社交ダンスを見て始めてみたい
社交ダンスを習いたいけど、どんなダンスなのかよくわからない
と思ったことありませんか?
社交ダンスと言っても、以下のように実に様々な場面で行われます。さらに、種目も多いことから、初心者の人には少しハードルが高いと思われてしまいがちです。
- 競技会
- パーティー
- デモンストレーション
- サークルでのレッスン
しかし、実は、社交ダンスは幅広い年齢層の方が楽しまれており、初心者の方でも比較的始めやすいスポーツなのです。
今回は、そんな数ある種目の中でも初心者の方が、初めに知っておくべきスタンダード種目について紹介いたします。
この記事を読むだけでも、社交ダンスがどのようなスポーツか知ることが出来ますので、特にこれから始めようと思っている方、始めたばかりの方は、ぜひ、参考にしてくださいね。
社交ダンスとは?
社交ダンスとは、英語でボールルームダンスと言います。ちなみに、ボールルーム(ball-room)とは舞踏室という意味があります。つまり、ボールルームダンスとは舞踏室で踊るダンス、そしてカップルで踊るダンスであるということです。
そんな社交ダンスには、下記の2種目が有ります。
- スタンダード
- ラテンアメリカン
スタンダード(以前はモダン、最近では競技団体によりボールルームと呼ばれます)
スタンダード種目の場合は、カップルは写真のようにホールドして踊ります。
今現在のプロ・アマチュアの競技会での出場者は、次に紹介するラテンアメリカンよりスタンダードの方が倍以上の多い場合もあるほど、社交ダンスと言えば、ほとんどの方がスタンダードです。
そのため、スタンダード種目について理解することが、社交ダンスを学ぶ上での第一歩とも言えます。
ラテンアメリカン
ラテンアメリカン種目の場合は、カップルは向かい合ってホールドしたり、あるいは離れたりと様々な変化をしながら踊ります。
通常ラテンと呼び、リズミカルな音楽に合わせて踊ります。
愛を表現したり、闘牛士になったり、種目により様々な踊り方を楽しむことが出来ますが、運動量が多く体全体を動かすので、競技会では若い方が多い傾向にあります。
スタンダードの5つの種目
スタンダード種目は、次の5種目です。
- ワルツ
- タンゴ
- ヴェニーズワルツ
- スローフォックストロット
- クイックステップ
日本の競技会では、この順番で踊ります。
ワルツ
多くの方が社交ダンスを習った時に、始めに踊るのがこのワルツではないでしょうか。
スローワルツとも言われ3拍子のゆっくりとしたリズムに合わせて大きく優雅に回転しながら踊ります。特徴は、大きなスイング(揺れ)とライズ・アンド・フォール(上下運動)です。
速さは、普通のワルツが一分間に約29小節位です。
ダンスの種類の中のスタンダード種目でも一番人気の種目ですね。
引用元:NEW WDC WORLD CHAMPIONS !! Glenn Boyce & Caroly Janes | Slow Waltz BallroomVibez
タンゴ
タンゴは、アルゼンチンのブエノスアイレスが発祥の地です。ヨーロッパに渡りコンチネンタルタンゴはダンス曲としても取り入れられ社交ダンスのタンゴとなりました。
曲もダンスも力強いスピード感とライズやスウェーが無くスタッカートの歯切れのよいキレが特徴です。
速さは一分間に約32小節位です。
引用元:Victor Fung – Anastasia Muravyeva, USA, Final Tango DANCESPORT.RU
スローフォックストロット
スローフォックストロットは、ゆっくりとしたやわらかい動き、そしてボディ・スイングから生まれる流れるようなムーブメントが特徴です。最もイギリスらしいダンスですね。
また、ゆったりとした動きでごまかしがきかないので、難しいと感じる人が多いです。
引用元:Arunas Bizokas – Katusha Demidova, Slow Fox DANCESPORT.RU
クイックステップ
クイックステップは、楽しく軽快なステップで飛んだり跳ねたり走ったりする楽しいダンスです。
スタンダードの中では最も陽気で、ハッピーな種目です。しかし、アマチュア シニアの競技会ではきついので一番嫌われる種目です。
ステップでは、ロアーのほかにアップがあります。
映画での「Shall we ダンス?」「王様と私」の曲Shall We Danceがクイックステップです。速さは一分間に約50小節位です。
引用元:Andrea & Sara Ghigiarelli, QuickstepWDC & WDC AL Video Channel
ヴェニーズワルツ
ヴェニーズワルツ(ウインナーワルツ)は、3拍子でワルツと同じですがワルツより早いテンポです。ダンスの種類の中でも最も古いダンスです。クルクルと回転しながらフロアを舞うヴェニーズワルツは、華麗で美しいダンスです。
ステップは、次の6つだけです。
- ナチュラルターン
- リバースターン
- チェンジステップ
- ナチュラル・フレッカール
- リバース・フレッカール
- コントラチェック
踊り方は、ボディーのスイングだけでライズ&フォールはほとんどありません。LODに沿って踊るので直線ではナチュラルターン、コーナーではリバースターンが使いやすいです。
速さは一分間に約59小節位です。
引用元:Victor Fung – Anastasia Muravyeva, USA, Final Viennese Waltz DANCESPORT.RU
社交ダンスの競技会で使うもの
社交ダンスの競技会に出るにあたって、次の4つは買い揃えておきましょう。
- 衣装
- 靴
- メイク
- ヘアー
衣装
男性が燕尾服(テールコート)、女性がロングドレスが一般的です。
靴
男性がエナメル・ヒールの高さが2.5㎝位、女性はスタンダードシューズ・ヒール高は5.5㎝7㎝が一般的です。
競技会会場が体育館などの場合女性のヒールにはヒールカバーが必要な場合が多いです。シューズにはシューズブラシ、滑り止めスプレーなどあると便利です。
ヒールカバー | コンパクトシューズブラシ | 上達くんスーパー |
メイク
男性のメイクのファンデーションは、ラテンに比べ薄目です。
女性のファンデーションは、男性より薄目です。フロアーに映える様、目元は濃くアイラッシュはボリュームの有る物のを選びましょう。
スティックファンデーション | 舞台屋スティックファンデーション | ビーベルシーファ ロングアイラッシュ |
ヘアー
男性はサイド、襟足は短く刈り上げて(出来ればカラーにかからないぐらい)髪1本も揺れないようジェル、ハードスプレーで固めます。
女性は、後ろにシニヨン、男性と同様にハードスプレーで固めます。
FTPパワーセットジェル | スパイキースプレー | とったゲル |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
社交ダンス、スタンダード種目について簡単に説明致しました。
これからはじめられる方、はじめたばかりの方のご参考になったでしょうか。
社交ダンスはレベル、体力、踊れる場所は様々です。初心者のサークル、パーティーから競技会、競技会での3級、F級からA級まで皆様がそのレベルの中で楽しんで踊られています。レッスンを受けたり、練習を重ねれば必ず上達します。
アマチュアでは、ジュブナイル(12歳未満)、ジュニア(16歳未満)、学連(大学生)の年代別の競技会と、一般(団体によって年齢は異なる)、シニアの競技会があります。小学生が、大人たちに交じって同じフロアーで踊る事もあります。シニア世代の競技者では60~70代の競技者が最も多いと思われます。80代でも競技に参加されている方が多数おられます。どなたでもこれから始められても競技会選手になれますよ!
ファイナリストではパーティーから競技会選手まで使えるダンス用品を各種取揃えております、ご来店お待ちしております。
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