2025年最新のJBDF関東甲信越ブロックにおける社交ダンス競技会の昇級・降級規定について、最新情報をわかりやすくまとめました。競技ダンスに参加される方にとって、級の昇降級ルールは今後の目標設定や戦略を立てるうえで非常に重要です。2024年度から一部規定が変更されていますので、最新の内容を正確に把握したい方は本記事をぜひご活用くださいぜひ本記事をご参照ください。
東京都、神奈川県、東北ブロックの選手の大会参加
東部日本管轄(東京都・神奈川県・東北ブロック)の登録選手が関東甲信越ブロック競技会に出場する場合、成績管理の都合により関東甲信越ブロックの選手登録(登録料無料、登録申込手順参照)が必要です。
また、次年度からは毎年度1回(1月15日位までに)の継続登録(登録料無料、継続登録用紙をセンターへ提出)が必要です。
- JBDF関東甲信越ブロックランクと(一社)東部日本ボールルームダンス連盟ランクは1ランクずれることになります。
(例:関東甲信越C級→東部D級、東部B級→関東甲信越A級) - 昇降級の条件に関してはJBDF関東甲信越と(一社)東部日本ボールルームダンス連盟との合わせ技は出来ません。
JBDF 関東甲信越ブロック 各級昇級規定
年度末昇級
B級→A級に昇級
- B級競技会で決勝(1~6 位)に 2 回入賞したとき。(昇級時期:年度末)
- B級競技会で決勝(1~6 位)に入賞し、選手権で決勝に入賞したとき、もしくは準決勝に 2回入賞したとき。
A級→B級に降級
- (イ)年間を通じて2回以上出場して、1回も準決勝以上に入賞する
-
(口)年間を通じて3回以上出場し、2次予選以上の成績が収められなかった時
C級→B級に昇級
-
(イ)C級競技会で6位以上に1回以上入賞と自己級又は上級競技会で準決勝以上に2回以上入賞した時。
-
(ロ)自己級に出場していて、上級競技会で6位以上に1回以上入賞した時。
B級→C級に降級
- (イ)年間を通じて2回以上出場して,1回も自己級の最終予選以上の成績が収められなかつた時
- (ロ)年間を通じて自己級に出場して上級競技会の2次予選以上の成績を1回も収められなかった時
- (ハ)年間を通じて自己級に3回以上出場して、1回も自己級の2次予選以上の成績を収められなかった時
- (ニ)年間を通じて自己級に出場して、上級競技会を含め4回以上出場したものは除く
D級→C級に昇級
- (イ)D級競技会の準決勝以上に2回以上入賞し,かつ6位以上に1回以上入賞した時。
- (ロ)自己級を含め2回以上出場していて、上級競技会で準決勝以上に1回以上入賞した時。
C級→D級に降級
- (イ)年間を通じて2回以上出場して,1回も自己級3次予選以上の成績が収められなかつた時
- (ロ)年間を通じて自己級を含め2回以上出場して、上級競技会の2次予選以上の成績を1回も収められなかった時
- (ハ)年間を通じて自己級に出場していて、自己級又は、上級競技会に3回以上出場し、自己級又は上級競技会の2次予選以上の成績を1回も収められなかつた時。
- (二)年間を通じて自己級に出場し、上級競技会を含め4回以上出場したものは除く
N級→D級に昇級
- (イ)自己級に出場していて、自己級又は上級競技会で準決勝以上に2回以上入賞した時。
D級→N級
- (イ)年間を通じて自己級に出場していて、上級競技会を含め2回以上出場し、自己級又は上級競技会の2次予選以上の成績が収められなかつた時。尚,年間を通じて上級競技会を含め3回以上出場した者は除く
N級→抹消
- N級選手で2年間継続登録を行なわなかったとき。
特別昇級
- C級以下の選手が自己級競技会において昇級資格を取得した上で、上位級競技会に出場し
優秀な成績をおさめたときは理事会の審議により二階級以上昇級させる場合がある。(昇級時期:年度末)
※D級は、実出場数が14組以下は予選、決勝とし、準決勝は行わない
注記
全クラス自己級には、出場が義務となります。
自己級に出場しないと昇級は無く降級の対象になります。
即日昇級
- N級競技会 (持級N級→即日D級)
- D級競技会 (持級N級→即日D級)
出場組数 | 成 績 | 昇級組数 |
1組 ~ 10組 | 1位 ~ 2位 | 2組 |
11組 ~ 20組 | 1位 ~ 3位 | 3組 |
21組 ~ 30組 | 1位 ~ 4位 | 4組 |
31組 ~ 40組 | 1位 ~ 5位 | 5組 |
41組 ~ 50組 | 1位 ~ 6位 | 6組 |
51組 ~ 60組 | 1位 ~ 7位 | 7組 |
61組 ~ 70組 | 1位 ~ 8位 | 8組 |
71組 ~ 80組 | 1位 ~ 9位 | 9組 |
81組 ~ 90組 | 1位 ~ 10位 | 10組 |
91組 ~ 100組 | 1位 ~ 11位 | 11組 |
101組 ~ 240組 | 1位 ~ 準決勝 | 準決勝組 |
241組 ~ | 1位 ~ 準々決勝 | 準々決勝組 |
- D級競技会 (持級D級→即日C級)
シニア、グランドシニアのポイント昇降級規定
第1条 シニア競技会、グランドシニア競技会の昇級は別表のポイント制とする。
第2条 各級共1競技年度内のポイント会計により全て即日昇級とする。自己級又は上級競技会に出場し昇級ポイントをクリアした選手は昇級する。
第3条 ノービス級からD級への即日昇級は,
- ノービス級競技会の出場組数による昇級(別表1)
- 自己級出場後、D級競技会出場でノービス級競技会の出場組数による 昇級(別表1)但しノービス級選手は、D級戦でのポイントはつきません(D級に即日昇級後、次大会以降のD級以上の競技会からポイントが付与されます)
- 自己級又は、D級競技会で準決勝以上に2回以上入賞した時。
※特別昇級
自己級の昇級ポイントをクリアし上級競技会で昇級ポイントをもクリアした選手は 2階級・3階級特進する。これも全て即日昇級とする。
尚、2階級以上の特進は別途内容協議の上法定する。 (但し、N級選手は,除く)
ポイント表
出場数 ラウンド |
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 準決勝 | 5次予選 | 4次予選 | 3次予選 | 2次予選 | 1次予選 |
1~6組 |
230 |
210 |
190 |
170 | 150 | 130 | / | / | / | / | / | / |
7~12組 | 240 | 220 | 200 | 180 | 160 | 150 | 80 | / | / | / | / | 1 |
13~24組 | 250 | 230 | 210 | 190 | 170 | 160 | 80 | / | / | / | 10 | 1 |
25~48組 | 260 | 240 | 220 | 200 | 180 | 170 | 130 | / | 50 | 20 | 10 | 1 |
49~96組 | 270 | 250 | 230 | 210 | 190 | 180 | 140 | 80 | 50 | 20 | 10 | 1 |
97~192組 | 280 | 260 | 240 | 220 | 200 | 190 | 150 | 80 | 50 | 20 | 10 | 1 |
193組以上 | 300 | 270 | 250 | 230 | 210 | 200 | 150 | 80 | 50 | 20 | 10 | 1 |
昇降級表
現在級 | 昇級 | 原級 | 降級 |
A級 | / | / | 80点未満→B級 |
B級 | 440点以上→A級 | 439点~20点 | 20点未満→C級 |
C級 | 300点以上→B級 | 299点~10点 | 10点未満→D級 |
D級 | 160点以上→C級 | 159点~1点 | 1点未満→N級 |
N級 | N級昇降規定による | ポイント無し | 2年未継続→抹消 |
N級からの昇級規定
出場組数 | 成績 | 昇級組数 |
1組~10組 | 1位~4位 | 4組 |
11組~20組 | 1位~5位 | 5組 |
21組~30組 | 1位~6位 | 6組 |
31組~40組 | 1位~7位 | 7組 |
41組~50組 | 1位~8位 | 8組 |
51組~60組 | 1位~9位 | 9組 |
61組以上 | 1位~準決勝 | 準決勝組 |
※令和6年よりノービスもクラスになりましたので名称をN級に変更
降級規定
注記)全クラス自己級には、出場が義務となります。自己級に出場しないと昇級は無く降級の対象になります。
A級→B級に降級 降級時期:年度末
- スタンダードラテン共通、年間を通じて80点以上のポイントを 取得できなかつたとき。
-
年間を通じて3回以上出場した物は除く
B級→C級に降級 降級時期:年度末
- タンダートラテン共通、自己級及び上位競技会に於いて年間を通じて20点以上のポイントを取得できなかつたとき。
-
年間を通じて4回以上出場した物は除く
C級→D級に降級 降級時期:年度末
- スタンダードラテン共通、自己級及び上位競技会に放いて年間を通じて10点以上のポイントを取得できなかつたとき。
-
年間を通じて4回以上出場した物は除く
D級→N級に降級 降級時期:年度末
- スタンダードラテン共通、自己級及び上位競技会に放いて年間を通じて1点以上のポイントを取得できなかつたとき。
N級→抹消 降級時期:年度末
- N級選手で2年間継続登録を行わなかつた選手 年度末抹消
注記)即日昇級の発表は、大会堂日でなく大会終了3日後(通常木曜日)までにHP上に掲載をします。
(ポイントの集計があるため)
ご案内と注意事項
- 上位級へ挑戦する場合の条件と制限。
- 上位級への出場条件
- 参加申込の際、大会当日に自己級の競技会がある場合は自己級に出場しないと上位級には出場できません。
- 大会当日に自己級の競技会がない場合は上位級への挑戦可能です。
- 上位級への出場級の制限
- 上記の上位級の出場条件を満たしたうえで…。
- N級は1階級上のクラスまで挑戦可能。
- D級以上はA級まで挑戦可能。
- 上位級への出場条件
- 即日昇級した場合の注意事項
- 即日昇級により昇級した選手で、すでに次の競技会への参加申込(エントリー)済みの選手は必ず主催各県大会事務局へ 電話またはファックスで連絡し、昇級後のクラスの参加申込変更(エントリー変更)を依頼してください。
- 登録用紙記入事項の変更は…
- 継続登録用紙または新規登録用紙に記入した各選手の項目は変更届を提出しないと変更できません。変更事項が発生した 場合は速やかに変更届を提出してください。
- パートナー変更・住所変更・所属教室変更等、コンピューターで管理しています。
- 大会当日のプログラムゃ賞状の氏名に間違いが生じます。
- 年度途中のパートナー変更は2,000円の事務手数料が掛かります。
- 申込・登録手続きのページもあわせてご覧ください。
- 継続登録用紙または新規登録用紙に記入した各選手の項目は変更届を提出しないと変更できません。変更事項が発生した 場合は速やかに変更届を提出してください。
- シニア・Gシニア級への再スライド登録についての追加事項
- 一度シニア・Gシニアにスライド登録された選手(前登録がシニア・Gシニアの競技会でN級→D級に即日昇級した選手は除く) がシニア・Gシニアを抹消後にアマ級またシニア級をもって再スライドする場合、1部門 (シニアスタンダード、シニアラテンアメリカン、Gシニアスタンダード、Gシニアラテンアメリカン 別)ごとにスライド再登録料 として6,000円掛かります。
関東甲信越ブロック
東部日本に登録している選手の場合
EJBDF東部(東京・神奈川など)にすでに登録しているアマチュア選手は、追加で関東甲信越ブロックの登録を行うことで、同ブロックの競技会にも出場可能となります。
二重登録ではなく、「追加登録」扱いとなるため、東部のランクと連動する形で出場級が決定されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
関東甲信越ブロックの社交ダンス競技会では、2024年度から昇降級規定が一部変更されており、2025年度も最新のルールが適用されています。これにより、出場選手は自身の級の維持や昇級・降級の条件を正確に把握することが重要です。
また、JBDF東部総局(EJBDF)との連携も特徴的です。東部で登録している選手は、関東甲信越ブロックの競技会にも出場可能であり、昇降級のランクは相互に認定されます。たとえば、東部D級の選手は関東甲信越ではC級に相当するなどです。この仕組みにより、より多くの競技機会を活用しやすくなっています。
関東甲信越ブロックの競技会は、東部に比べて競技レベルがやや低い傾向がある一方、会場によっては交通アクセスが課題となる場合もあります。しかし、級の維持や昇級を目指す選手にとっては、積極的な活用が有効な選択肢となります。
詳細なスケジュールや各競技会の開催情報については、下記リンクより最新の2025年版日程表をご確認ください。
級の昇級・降級は競技ダンスにおける重要な要素です。正確な情報と出場計画によって、より多くの成果を確実に手にすることが可能です。
ぜひ本記事を参考に、素晴らしい成果をお手に入れてください。
今回の動画
引用元:World Professional Ballroom Dancing Final | Dutch Open 2024
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